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こんにちは!悪性リンパ腫闘病中の薬剤師ママです。妊娠中に悪性リンパ腫を告知され、無事に出産、現在抗がん剤治療をしながら2人の男の子を育てています。私が経験した不妊治療、癌治療、医療制度やお金のこと、お薬や女性の健康について発信していきます。

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抗がん剤治療後の生理がつらすぎてミレーナを入れた話②

女性の心と体の悩み

ミレーナって避妊リングのこと?異物が体に入ったままってこわい…💦

まだまだそんなイメージが強いようです!

益若つばささんが、ミレーナをいれたことを発信したら、大炎上したことがある、とテレビで言っていたのを見ました…。

ただの避妊具ではなく、生理で悩む女性にとっては画期的で、安全なものなので、私も体験談を記事にしていきます✏️

ミレーナの効果と避妊のメカニズム

まず、生理にかかわる大切なホルモンについて。

♥️エストロゲン(卵胞ホルモン)…女っぽホルモン!女性らしい体をつくる。
        赤ちゃんを迎えるため、子宮の内膜を厚くするホルモン。

💛プロゲステロン(黄体ホルモン)…子宮内膜の厚さを維持して着床しやすい状態にする。

排卵前はエストロゲンが優位に、排卵後は黄体ホルモンが優位になります。

ミレーナの正体は、この黄体ホルモン!!!!

別名「避妊リング」と言われていますが、実際は全然リング状じゃありません。

縦横3㎝弱のT字っぽい形をしていて、その中に持続性の黄体ホルモンが入っています。

5年間いい塩梅の黄体ホルモンを持続的に出し続けてくれる✨

ではなぜ黄体ホルモンがずっと出ていると、月経困難症が改善するのか?

黄体ホルモンが持続的にでていることによって、エストロゲンがうまく働けなくなるから!

エストロゲンは排卵に向けて、赤ちゃんが着床するための子宮内膜を分厚くするために一生懸命働きます。

通常は排卵後にぶわーっと出てくる黄体ホルモンが持続的にでていると、エストロゲンが仕事をしずらくなって、子宮内膜を厚くできなくなってしまいます💦

いくら頑張ってもエストロゲンが、赤ちゃんのためのふわふわのベッドを作れない!
(子宮内膜が分厚くならない)

それによって、避妊効果が得られます。

そして、子宮内膜はペラペラになるので、経血量がグッと減るのです👍🏻

実はこの仕組み…

緊急避妊薬と全く同じです。

緊急避妊薬って、受精卵を壊すようなイメージがありませんか?💦

実はそうではなくて、緊急避妊薬も成分は同じ黄体ホルモン!

性交渉のあとに黄体ホルモンを服用することによって、脳が混乱。

排卵に向けて準備していたのに、なぜか排卵後に出てくる黄体ホルモンがぶわっとやってきた!💦

それで排卵が遅れます。

これによって精子と出会わなくなって、妊娠不成立に。

仮に排卵後だったとしても、子宮内膜を薄くして、着床を防ぎます。

ミレーナも、緊急避妊薬「レボノルゲストレル」も、どちらも同じ成分の黄体ホルモンです。

目的が違うため、ミレーナは持続性、緊急避妊薬は飲み薬ですが、避妊のメカニズムは一緒です。

抗がん剤治療後に経血量が増えて、生理周期も短くなった理由

抗がん剤治療を受けると、癌細胞と一緒に、正常細胞もダメージを受けてしまいます。

いろいろな臓器が損傷を受けるため、抗がん剤治療後は、別の癌になるリスクが上がります。

そのため、今後も検診がとっても大切!と主治医から言われています。

子宮、卵巣も同じ。

抗がん剤によって、ダメージを受けました💦

子宮や卵巣がダメージを受けたのだから、生理はなくなるのでは?

と安易に考えていたのですが、婦人科の先生に聞いて、なるほど!と納得。

閉経前になると、経血量がどんと増えたり、生理周期が短くなったりする方が多いそうです。

私の今の生理は、「閉経」が近いサインだったのです。

そしてだんだんと生理が来たり、来なかったり…となって、気づいたら閉経している…。

わたしはこのパターンになるのかな、と。

生理痛が毎回しんどくて、布団や服に血が漏れて汚したり…。

妊活中は生理が来るたびに泣いてた時期もあった。

生理って嫌な思い出ばっかり。

な、はずなのに。

「閉経」が近いと思うと、なんだかちょっとなんとも言えない悲しい気持ちになりました…。

なので、ミレーナの有効期間は5年間で、5年後にまた入れることもできるのですが、私はもう閉経が近いようなので、次のミレーナは必要ないのかな?

今まで頑張ってくれた子宮に「おつかれ~」の意味も込めて、ミレーナとともに、ゆったり過ごしていきたいです🍀✨

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