悪性リンパ腫の病型とステージ、今後の治療方針が確定
生検を行った病院には、耳鼻科と血液内科があったものの、産科はなかったため、今後悪性リンパ腫の治療を行うにあたって産科の先生との連携が必要になるため、すべての科がそろう大学病院へ転院することになりました。初診から2回目の転院です。
まずは血液内科の診察👨🏻⚕️
病名は『古典的ホジキンリンパ腫、ステージは限局期の2期』と告げられました。
初診からしっかり病名が確定するまで1か月以上かかりました。
悪性リンパ腫ステージは4つに分けられていて、1期と2期が限局期、3期と4期が進行期です。
一番不安なことは、無事に出産できるのかどうか。癌かもしれないと告げられた時から、今までどの先生からも無事に出産できるのかどうか、答えをもらえないままでした。
はじめてこの時先生から👨🏻⚕️
「konanaさんの場合は現段階でステージⅡで、血液検査でも異常値はでておらず、発熱などもないため全身状態が良い。もちろんすぐに治療開始することが一番望ましいですが、出産まで治療を待てると思います。ホジキンリンパ腫は治る癌です。まずは無事に出産を目指し、産後すぐに抗がん剤治療を頑張りましょう!」
と、初めて『出産できる』と答えをもらえました。また先生から『治る』と前向きな言葉をかけていただけたことが本当に嬉しかったです。
やっと治療方針が決まったのに…まさかの切迫早産で緊急入院
続いて産科での診察。血液内科の先生と話をして、癌ではあるものの、このまま出産できるんだ!と、すっかり安心していました。
この時妊娠7か月、25週に入ったところでした。
今までの妊婦検診では、もしかしたらこの子を無事に生んであげられないのかもしれない…と不安な気持ちでエコーを見ていたので、今日は安心してエコーもみられる!性別はわかるかな?などと初めてワクワクした気持ちで診察を待っていました🤰🏻
産科の先生に、悪性リンパ腫がわかった経緯と血液内科の先生から言われた今後の治療方針を話したあと、いざ診察。まずは経腟エコー👩🏻⚕️
下からエコーが入った瞬間に、産科の先生の悲鳴。
「キャーーーーーーー!!!!何でこんなことになってるの!?
誰か、ほかの先生と看護師すぐ連れてきて!!!子宮口開いて、膜出てる!早く!」
私はお股を開いたままフリーズ。先生と看護師さんがバタバタと走って集まってきました。私への状況説明よりも先に、先生たち複数人での診察が始まりました。ついさっきまで、性別わかるかなとワクワクしていたのに。ただならぬ状況についていけませんでした。
その後、検査台から降りて、すぐ車いすに。夫と一緒に今の状況がどうなっているのか説明を受けました。
・子宮口がすでに2㎝開いていて、赤ちゃんを包む膜がそこからでてしまっている
・さらに逆子で、今その出てきてしまっている膜のところに赤ちゃんが片足を突っ込んでつんつんしている
・1か月以内に生まれてしまう可能性が高い
・膜が出ているためそこから感染のリスクがある
・早産になった場合のリスク
突然色々なリスクを一気に説明されました。
赤ちゃんのリスクについての説明が、癌宣告を受けた時よりもつらく、大人になって初めて声を上げて泣きました。状況が受け入れられないまま絶対安静の入院生活になりました。
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