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こんにちは!悪性リンパ腫闘病中の薬剤師ママです。妊娠中に悪性リンパ腫を告知され、無事に出産、現在抗がん剤治療をしながら2人の男の子を育てています。私が経験した不妊治療、癌治療、医療制度やお金のこと、お薬や女性の健康について発信していきます。

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悪性リンパ腫の診断 ~採血、針生検、エコーなど~

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は診断までが耳鼻科、リンパ腫と病名が確定したら血液内科で治療を受けます。

紹介状をもらい、予約を取るためA病院に電話をしました。紹介状を持っていても、予約できる日にちは3週間も先!と言われ驚きました。
早く受診したい場合は、予約なしで診てもらえる当日受付枠というものがあり、待ち時間はかなりかかるが、その日のうちに診てもらうこともできる…と聞きかなり迷いました。

この時妊娠3か月。絶賛食べづわり中で真夏🤮…。
仕事はなんとか続けていましたが、何時間も待つというのは体力的に自信がありませんでした。
でも、やっぱり赤ちゃんに何かあったらと思うと不安だったので当日受付枠に並ぶことにしました。
この時は不安はありつつも自分はがんだとは思っていませんでした。


しこりはあるけど…なんかリンパが腫れているだけ。安心したいから耳鼻科で検査を受けてはっきりさせる!くらいの感覚でした。

まず絶対に行う検査は採血検査です💉
採血には様々な項目がありますが、リンパ腫を疑った際によくチェックすべきポイントをまとめます。

CRP(炎症反応)⇒体内で感染などの炎症反応があると上昇する

・WBC(白血球数)⇒感染症や血液の病気があると増加したり減少したりする

sIL-2R 悪性リンパ腫の腫瘍マーカー
 ただし、ホジキンリンパ腫の場合は上がらないことも多いと後になって血液内科の主治医から聞きました。

RBC(赤血球)、PLT(血小板)⇒白血病や悪性リンパ腫など血液系のがんだと異常値がでることがある。

LDH(乳酸脱水素酵素)⇒細胞内で党をエネルギーに変えるときに働く酵素のこと。いろいろな臓器に含まれていて、臓器の細胞が壊れると血液中にこの酵素が増加します。そのため、白血病や悪性リンパ腫ではLDHが高くなることがあります。

ただ、これらの検査項目に異常がなかったからと言って、がんではない、ということではありません。
だって、私は全部異常なしだったから!!!(汗)

悪性リンパ腫では、腫瘍量が多いと血液検査で異常が出る場合が多いようです
そして、医師であっても、専門医でないと腫瘍マーカーが問題なければ、がんではない、大丈夫!
と判断する場合もある
のです。かかりつけの先生から大丈夫だと言われて、ホッとしていた私ですが、先生のことを責める気にはなりませんでした。

職業柄、患者さんの血液検査は毎日のように見ています。自分の採血結果ももちろんくまなくチェックしていました。私は薬剤師という立場ですが、かかりつけの先生と同じように、これだけ採血して
毎回問題がないのだから、がんでも感染でもないだとうな…と思っていました。

悪性リンパ腫の検査②針生検 検査内容、痛みや麻酔について


やはり耳鼻科で行った採血結果も、どの項目も異常なしだったため針生検を行うことになりました。
本来であればしこりをとって、組織検査に回すのが1番確実なのですが、妊娠中だったため
負担の少ない針生検にして、これで問題なければ産後まで様子をみてよいのでは、と言われたのです。

針検査は麻酔はありません!細い針を刺すので、麻酔の針を刺すのと同じ痛みだから、
だったら麻酔の必要ないよね、ということらしいです。

そうか、ぶすっ💉と麻酔されて、さらにまたぶすっ💉と針刺されるなら、
本番1回の針で済んだほうがいいか・・・と納得しました。が。

ぶすっと1回。👩🏻‍⚕️「あれ?あんまり細胞とれないな…」と、その後繰り返すことtake4😭。
「あんまり取れなかったな・・・」と小声で言う先生。

4回刺してあんまりとれないとか、ある?それで異常なしだったとしてもその結果信じていいのか
不安なんですけど!と思いましたが、気持ち悪さと妊婦で仰向けになったことがつらく、
質問もできませんでした。

ちなみに、針生検の痛みは、まあ嫌な感じだけど…そんなに痛くはない、確かに麻酔なしで耐えられる。といった感じです。ただ針で刺されると思うと恐怖心が芽生えますよね😨

悪性リンパ腫の検査③ 頸部のエコー

針生検に加えて、エコーでリンパ節の腫れのチェックも行いました。
自覚しているしこりのほかにも、左側の首のリンパが腫れている箇所が多いと言われ、一気に不安になりました。見た目や触診ではわからないものもエコーで映るのです。画面を見ていると、確かに素人でもわかるくらい首の左側だけに集中して白くて丸い影がたくさん見えました。

悪性リンパ種の検査④ 鼻カメラで鼻腔や頸部の状態をチェック

鼻にシュシュっとスプレータイプの感覚を鈍らせて痛みを軽減する薬を吹き付けて、鼻から細いファイバースコープで鼻からのどにかけてを観察します。これもまあまあ怖いですよね。痛みは少しありました。

ウイルスや細菌感染でリンパ節が腫れることもあるので、カメラで感染のあとがないかなどをチェックしました。私は血液検査でも感染があるような異常値は出ていなかったし、カメラでも特に異常は見られませんでした。

すべての検査を終えて、待ち時間の疲れ、つわりの吐き気と精神的な不安でふらふらになりながら帰宅したのを覚えています。

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