2025年1月14日、産後2週間ちょっとで、今度は抗がん剤治療のため、血液内科に入院しました。
この入院3日前に、38度を超える発熱がありました…。
慌てて、病院の救急外来を受診。
コロナもインフルエンザも陰性だったため、解熱剤を服用して様子見に。
入院日前日に平熱に下がりましたが、入院できないのではと不安でした💦
再度、入院前にコロナとインフルの検査をして陰性だったため、無事に入院することができました。
入院1日目:血液内科病棟とほかの病棟との違い
無事に入院することができ、お部屋に案内されました。
血液内科には私と同じように悪性リンパ腫の患者さんや、白血病、多発性骨髄腫の患者さんが入院していて、抗がん剤治療や骨髄移植をされた方など、免疫が落ちている患者さんが多いです。
そのため、徹底した感染対策がされていました。
血液内科の入院ルール
・部屋は個室も大部屋もすべてクリーンルーム。
・入退室の際は必ず手洗いをする
・基本的に面会はNG
・抗がん剤を使用している方が多いため、抗がん剤への暴露防止のため、トイレは蓋を閉めて2回流す。(尿中に抗がん剤成分が含まれているため、飛び散り防止)
・植物の持ち込み禁止
入院のお見舞いの定番、お花は飾れません。お花や土に微生物が付いている可能性があるため。
長く入院していた産科病棟とは、同じ病院でも雰囲気が全く違ったので少しびっくりしました😮
入院初日に行った検査
・血液検査
・心臓のエコー
・心電図
の検査を行いました。これから使用する抗がん剤に心毒性が強い薬剤があるためです。
ABVD療法の『A』!!
アドリアマイシン(別名:ドキソルビシン)です。
このお薬は副作用で心筋障害が出る可能性があるため、心機能に異常がある方や既往歴がある方は投与できません。
そのため使用する前に心機能のチェックが必要になります。
心機能は問題なかったため、予定通り、翌日にABVD療法の1クール目を行うことになりました。
血液検査では、初めて腫瘍マーカーのslL-2Rが高く出ました。
悪性リンパ腫でも、ホジキンリンパ腫の場合は上がらないことが多いと言われていた腫瘍マーカー。
妊娠中も、何度も検査しましたが、腫瘍マーカーは上がらないままでした。
が、ここへきて初めて異常値が出ました💦
入院2日目 初抗がん剤 ABVD療法1クール目
今後の治療のスケジュールはABVD療法、4つの抗がん剤を2週間ごとに点滴。
これを12回(6クール)繰り返す‼
2週間に1度抗がん剤投与、これを2回で1クールと数えます。
抗がん剤投与開始の朝7時、同じ病院のNICUにまだ入院している次男の面会に行きました👶🏻🍼

次男が少し早く出てきてくれたおかげで、抗がん剤治療も早く開始できることになりました。
血液内科は、産科病棟と違い、入院している方が具合が悪そうな方も多くかったです。
シャワー室に落ちているたくさんの髪の毛を見て、これから先の抗がん剤治療の想像して、胸がキュッと苦しくなりました。
でも、次男に会って元気をもらえて、抗がん剤治療に向けてパワーがみなぎってきました💪🏻💕
「ママ頑張ってくるね~!!また面会来るからね!」と伝えて、病室に戻りました。
13時から抗がん剤の点滴スタート。
遮光必須の抗がん剤、ABVD療法の『D』‼️
ダカルバジンがあるため、看護師さんが点滴の管を丁寧にアルミホイルで巻いてくれました。

ダカルバジンは光に弱く、分解されると、その分解産物が血管痛を起こしてしまいます。
1クール目は全然痛くなかったので、安心しきっていました…。
この後、回数を重ねるごとに、どんどん痛くなり気がおかしくなりそうでした。
お昼に始まった抗がん剤は、4時間以上かかり、終了したのは17時半ごろでした。
ABVD療法で、副作用予防のため処方された内服薬
抗がん剤の副作用防止のために、お薬が処方されました。
処方された内服薬💊
①ランソプラゾール…胃酸の分泌を抑えるお薬。胃が荒れないようにするため服用します。
②オランザピン…抗がん剤によっておこる吐き気を抑える効果があります。
双極性障害などの精神科領域でも使用されるお薬なので、とっても眠くなりやすい!
そのため、寝る前に服用指示が出る場合が多いです。
抗がん剤終了後、4日間服用指示がでました。
③アプレピタント…こちらも抗がん剤の吐き気を抑えるお薬です。
抗がん剤を受ける日、翌日、翌々日の3日間服用します。
④ダイフェン…抗がん剤の使用により、免疫力がおちるので、肺炎にならないように予防するお薬です。
週2回服用します。
処方された内服薬は、すべて悪性リンパ腫をやっつけるお薬ではなく、抗がん剤の副作用予防のお薬です。
抗がん剤治療中は、免疫も落ちるので、体調管理はとっても大切✨
私も飲み忘れのないよう、気をつけました💪🏻
ABVD療法1クール目の副作用 体のだるさ、口腔内の腫れ、便秘、そして切れた尻(泣)
抗がん剤投与中は、血管痛もなく、予防薬のおかげで吐き気などもなかったのですが、翌朝起きた時に、体が起こせなくてびっくり😮
体が鉛のように重くて、全然起き上がれなかったです。
朝から次男がいるNICUに面会へ行って、ミルクをあげようと思っていたのに、いけませんでした…。
うつ病の患者さんが、調子が良くないときは、両肩に鉛が乗っているみたいで、本当に体が動かせないと言っていたのを思い出しました。
こんなにつらい思いをされていたのだと、身をもって実感しました…。
抗がん剤投与3日後くらいから出てきた副作用は、便秘。💩💦💦
急にコロコロになって便がめちゃくちゃ固くなって、出せなくなりました💦
そしてさらに、少し遅れて出てきた副作用、抗がん剤投与5日後くらいに口の中が腫れて痛くなり、食事がしづらくなりました。
3日間位、つらかったですが徐々によくなりました。
追加で処方されたお薬💊
・酸化マグネシウム…便にお水を含ませて、柔らかくして出しやすくするお薬。
腸を刺激して出すタイプのお薬ではないので、使いやすく、調整しやすいため、まずはこちらで様子見。
私はこれで十分効いたので、抗がん剤の日~1週間位服用してちょうどよく出せるようになりました💩✨
・ヘモポリザン軟膏…痔のお薬です~。お尻に塗布または注入して使用します。
💩が固くなりすぎて、切れましたので(笑)
先生に恥ずかしがらず、即言って処方してもらいました!
・アズノールうがい液…すでに起こってしまっている炎症を鎮めてくれるうがい薬です。
抗がん剤使用中は口内炎などもできやすいので、処方してもらうと少し楽になるかも✨
ドラックストアにも同成分のうがい薬が売っているので、風邪をひいたときにもおすすめです!
毎日先生が回診で、様子を聞きに来て下さるので、不調はなんでも話しました!
お薬で解決できることもたくさんあるので、どんなことでも先生に話すのが大切だと思います✨
長くなりすぎてしまったので、次の記事に続きます🙇🏻♀️
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